手作りの温かさ、優しさを、暮らしの中に

デザインから始まって、型彫り、染色、水洗い、最後の切り畳みまでがすべて人の手によるもので、機械による生産では感じられない温かさ、優しさにこだわって製作しています。それぞれの工程の中で、人の手を通ることにより込められていく温もりにより、日常の中で手にした時に、ほっとするような感覚を味わっていただけたらとの思いを込めて製作しています。

最高級の生地を使用しています。

手ぬぐいの生地には、「特岡」という浴衣や甚平にも使われる木綿の高級生地を使用しています。丈夫で軽く、吸湿性、速乾性に優れ、肌触りも優しいのが特徴です。また使い込んでいくと染め色が変化し、それがまた新たな味を生み出します。

デザインの誕生は、1000キロ彼方の南の島、小笠原。

手ぬぐいのデザインは、小笠原父島のダイビングガイドであり、小笠原の海の撮影を20年以上続ける写真家でもある田中美一が担当しています。デザインの元になっているのは、小笠原で撮影された膨大な写真のストック、島の生き物や情景を様々な視点で切り取ったデザインは、伝統的な手ぬぐいの柄を踏襲しつつも、従来にはない独自性を産み出しています。

 

日本伝統の染色技法「注染」

 出来上がったデザイン画は東京に送られ、型紙専門の彫師がその通りに渋紙を彫ります。その後、染色工場で生地となる反物の上に型紙を載せて糊付けし、その上から染料を注ぎ込んでいくという日本伝統の染色技法「注染」で染め上げられます。染め上がりには裏表がなく、色合いの美しさはもとより、同じ反物から出来上がったものでも一枚一枚色合い、輪郭、にじみ具合に独特の表情が出て微差があり、手作りならではの深い味わいがあります。全体を通して10人を超える熟練の職人達の技が、一枚の布の中に生きています。